公式のやり方ではないため、もしやる際は自己責任でお願いします。
本来は、ロスガードはon/offのみしかできませんが、我が家では省エネ追求のために風量調節を行っています。
冷房・暖房効率を上げるため、
夏冬は風量を減らし 、春秋は風量を増やし てます。
今回は、ロスガード(うるケア)の風量調節の方法についてまとめてみました。
風量調節する前に知っておくこと
風量調節の仕方をまとめる記事ではありますが、前提として住宅の換気はとても大事です。
24時間換気システムは建築基準法にて設置が義務化されている
そもそも風量がいじれないようになっているのはなぜか?
それは建築基準法で、換気回数0.5回/h以上の機械換気設備(24時間換気システム)の導入が義務化されているためです。
これはシックハウス対策として施行されています。
法的義務があるため、換気システムの風量は簡単に調節できない仕様になっていると思われます。
シックハウス症候群
新築やリフォーム直後の住居などで起こる倦怠感、めまい、頭痛、のどの痛みなどの症状が出る状態のことをいいます。
建材や家具などから発散される化学物質が原因と考えられているため、換気不十分だと発症リスクが上昇します。
住宅の気密性が高く、酸欠のリスクもある
一条工務店の家は気密性が高いため、シックハウス症候群のリスクも高いですが、換気を減らすことで酸欠のリスクもあります。
風量調節をするにあたって気を付けていること
換気不足をチェック
風量調節を行う上で心配になってくるのが「換気不足」です。
我が家では、指標としてCO2濃度を用いています。
常時測定し、CO2濃度が1,500ppmを超えない範囲で風量設定を微調整しています。
CO2濃度の値設定
・建築物衛生法:1,000ppm以下
・学校保健安全法:1,500ppm以下
我が家では屋外CO2濃度が600ppmを超えることもあり、1,000ppm以下に設定するのは厳しいので、ざっくり1,500ppm以下に設定しています。
CO2センサーを2台設置
室内と屋外の濃度差を知るため、一番人口密度が高くなる寝室に1つ、屋外としてロスガードの中に1つ、計2台で測定しています。
SwitchBotだとスマホのアプリで簡単に管理できて、ログも見れるので楽です。
設定方法
ロスガードoff→リモコンの蓋を取る→風量調節→蓋戻す→分電盤でロスガードのブレーカーを落としてから再びあげる→ロスガードon



リモコンの裏側に風量設定できるスイッチがあります。

この表を見て風量設定してます。
ちなみに、上の画像では6だけONなので風量は110㎥/hです
※これをやらないと、リモコン裏の風量設定を変更しただけでは風量が変わりません
実際の運用
我が家では換気量は80~160㎥/hで調節しています。(初期設定は110㎥/h)
夏冬は冷暖房の効きをよくするために換気量を減らし、
外気温が快適な春秋は換気量を増やすことで冷暖房の稼働を抑えるようにしています。
夏冬MIN80、春秋MAX160
その上で換気不足を防ぐために、前述したとおりCO2濃度の測定値によって微調整しています。
まとめ
我が家では冷暖房の効率UPや湿度調整のため(=節電のため)、風量調節を行っています。
実際どの程度省エネに役立っているかは不明ですが…電気代は比較的抑えられているので、多少は効果があると信じてやってます。笑
実際の電気代などはこちらの記事で。


