日中は太陽光で発電し蓄電池に充電、夜間など電気が不足する際に放電し、電気を賄っています。
蓄電池のおかげで夜間に電気を買わずに済み、電気代を抑えられています。
ただ、蓄電池に充電した電気は、充電した分を100%使用することはできません。
実際にどの程度使用できているのか、充電と放電の差から蓄電池の効率を検証してみました。
蓄電池は運用始めて2年になりますが、2024年の夏に落雷で故障したためデータがリセット…。
その影響で、2024年8月~2025年1月までの約6か月分になります。
蓄電池の運用モード
運転モードは「節エネ」です。
節エネモードの初期設定は使い切りレベル「3」ですが、残しておく必要性を感じないため「0」にしています。
非常時でも日中になって発電すれば充電できるのと、
逆に蓄電池に残していても、落雷などでパワコンが故障した場合は使えないので…
残すよりも限界まで使って電気代を節約する方を優先してます。

- ノーマルモード
-
充電・放電の時間帯を自分で設定。
「買電料金の抑制」 - 節エネモード
-
昼間に太陽光で発電した電力を蓄電し、夜間に使用。
「電力の自給自足」+「買電量の抑制」 - 蓄電モード
-
常に蓄電池が満充電になるまで充電。充電完了後は停電時に備えて待機。
「非常時用」 - スマートモード
-
充電時間を自分で設定。その他は省エネモードと同じ。
「電力の自給自足」+「買電料金の抑制」
算出方法
一条工務店アプリ「パワーモニター」メニュー → 実績 → 電気量グラフ → 数値



充電と放電、それぞれの月ごと合計電気量を計算し、割合を算出しました。
結果
8月~1月分の「充電・放電の合計」、「充電に対する放電の割合」を計算してみました。
日数 | 充電(月合計) | 放電(月合計) | 放電÷充電(%) | |
8月 | 13日 | 84.426 | 69.827 | 82.7% |
9月 | 30日 | 218.367 | 175.212 | 80.2% |
10月 | 31日 | 191.536 | 149.518 | 78.0% |
11月 | 30日 | 203.845 | 160.723 | 78.8% |
12月 | 31日 | 224.889 | 173.454 | 77.1% |
1月 | 31日 | 212.993 | 164.032 | 77.0% |
季節によってばらつきはありますが、充電した電気量に対して約8割ほどは使用できている(放電できている)ことがわかります。
8月→1月にかけて効率は低下傾向にあります。
蓄電池は暑さにも寒さにも弱いため、比較的気候が穏やかな10,11月あたりに効率が高くなるはずが、今回の結果では8月が最も効率が良いことになっています。
ただ、データ量が少なすぎるのでまだ何とも言えません。
1年分溜まったらまた比較してみたいと思います。
まとめ
とりあえず直近6ヶ月では蓄電池の効率は8割程度であることがわかりました。
データ量が少ないので、またデータが揃い次第検証していきます。